ゲイ体験談|レイプをされてしまった24歳の被害者トラウマ体験

ゲイ体験談11話

今回の体験談は、ゲイである涼真さんが24歳の頃にレイプされてしまったお話です。

ご注意
表現がストレートで、人によっては気分が悪くなる・トラウマが蘇る可能性もあります。ご自身の判断で、この先をご覧ください。

※当時24歳ということですので、現在、涼真(りょうま)さんは30歳前後のアラサーではないかと思われます。

涼真のくらし

※涼真さん運営するYouTubeチャンネル

涼真さんはもともと、女性が恋愛対象でしたが…

とある経験から女性恐怖症になり、自分自身のセクシュアリティに悩みを抱えていました。

「昨今では、セクシャルマイノリティをLGBTと表現されているけれど、自分は一体どれに当てはまるのだろうか?」

自分がどのセクシャリティなのか、誰かに勝手に決めてもらいたいくらい悩む時期ってあるよね。。

1人で悩んでいても仕方がないと思った涼真さんは、LGBTの当事者の人と会って話してみたい…と思うようになります。

※しかし、その行動が涼真さんを苦しめることになるとは… まだこの時、予想もしていませんでした。

出会いのきかっけはゲイアプリ

ワインを楽しみながらスマホを操作

涼真さんはゲイアプリなどを利用して、同性愛者の知り合いを作ることを思いつきます。

アプリに登録後、涼真さんの元へすぐにメッセージが。

「初めまして、こんにちは。気になってメッセージを送りました。良かったら仲良くしてください!」

その男性・Aさんは、20代前半の会社員。

この時すでに、たくさんのメッセージが届いていたそうですが、涼真さんは”同世代で話しやすそう”という理由からAさんと会うことを決意します。

ご対面〜落胆

駅前で待ち合わせ

10分前には集合場所に到着し、しばらく待っていると「涼真さんですか?」と声をかけられます。

※待ち合わせ当日、涼真さんにとって、インターネットを介して人と会うことは初めての経験。心臓がずっとバクバクと高鳴っていたそうです。

しかし、涼真さんはその言葉を疑います…。

なぜなら約束していたのは同世代の男性のはずなのに、目の前に現れたのは、どう見ても40代くらいの、中年の”おじさん”だったからです。

この瞬間に「騙されたのか…」と落胆し、帰りたくなったみたいだけど…、さすがに失礼かと思い、話だけすることに決めたそうです。

カフェでの会話

カフェ

その後はカフェでAさんと話をすることに。

Aさんは「アプリで40代と正直に書くと会ってくれる人がいないから歳を偽った。」と正直に話してくれたそうです。

…Aさんが正直に話してくれたことに心を許した涼真さん。

自分自身がセクシュアリティで悩んでいることや女性としか経験がなく現在は女性恐怖症であることまで、すべてを打ち明けます。

このおじさんとどうこうって事じゃなくて、涼真さんは同じゲイとして悩みを聞いてくれる人、話してもOKな人を求めているからこそマッチングアプリを利用したんだしね。

「それなら、涼真くんは男性経験がないんだね…。」あまりにもストレートなAさんの質問に対して、涼真さんは「そうですね…」と素直に答えてしまいます。

しばらく話をしているうちに、涼真さんは突然、猛烈な眠気に襲われます。

※この時、涼真さんは「前日まで緊張していたし、疲れが出たんだろうな…。」と思ったのだとか。

おじさんAの魔の手が襲いかかる

車を運転する男性

※画像はイメージです

涼真さんはAさんに「すみません、緊張がほぐれて疲れが出てきたので、そろそろ帰ります。」と伝えると…

Aさんは「顔色も悪いし、駅まで送ってあげるよ。」と親切にサポートしてくださったそうです。

しかし、駅まで送ってもらっている途中で、さらに強烈な眠気に襲われ、動けなくなってしまいます。

もしかして、さっきのコーヒーに睡眠薬が?トイレで少し席を外した瞬間とか…いくらでも盛れる可能性はあるし…。いや、考えすぎかな。。

※車かタクシーで送ってもらったことは微かに覚えているそうですが、それ以外の記憶は全くなくなってしまっていたのだとか…。

夜のリビング

そして、目が覚めた頃には知らない部屋に居ることに気がつきます。

冷静に考えれば恐ろしい状況で、疑いたくはありませんがこの時点で「Aさんに睡眠薬を盛られたのではないか?」と考えたくなるものです。

※しかし、純真無垢な涼真さんは「動けなくなった僕を、介抱してくれたんだろうな。」とポジティブに捉えていたそうです。

介抱するAさんだが…

2つのお茶

するとAさんが「大丈夫?」と声をかけてきました。純朴な涼真さんは「すみません、迷惑をかけてしまって…。」と謝罪。

するとAさんは「大変だったね、温かい物を飲むと落ち着くよ。」と言ってお茶を出してくれたのだとか。

しばらく休憩したら帰ろうと思っていた涼真さんですが…

お茶を飲んだ後、再び猛烈な”眠気”に襲われます…。

これ、もう絶対盛ってるの確定じゃん!!!泣

体の動かない涼真さん… レイプ被害者に

襲われる男性

すると突然Aさんが接近し「大丈夫?」と言いながら顔を近づけ、キスを迫ってきたのです…。

恐怖を感じた涼真さんはもちろん、Aさんの行動を拒否しようとしますが、身体が思うように言うことを聞いてくれません…。

枕

抵抗できないままでいると、突然Aさんは口の中へ舌を絡めてきたのです。この時、涼真さんは吐き気を催しましたが、もう何もできる状態ではありませんでした。

その後、恐ろしいことに涼真さんは服を脱がされ、Aさんの思うがままにされてしまいます…。

※Aさんが無理やり行為に及んでいる最中、意識はあるけれど全く抵抗ができない状態が続きました。

こんなの完全にレイプだし、犯罪じゃん!!

…涼真さんはこの時、吐き気と涙が止まらなかったそうです。被害者の体験談は本当に心が締め付けられます。

口には精液・お尻は出血

血の跡

身体に自由が戻った頃には、もうすべての行為が終わってしまっていたのだとか。

Aさんの精液を口の中へ出されただけでもショックなのに、お尻からも出血しており、最悪の状態に。

その後、Aさんがシャワーを浴びている隙を見て、全速力でその場から逃げたそうです。

※その後はコンビニのトイレに駆け込んで、何度も何度も吐いてしまいます。想像するだけでも辛い体験です。実際に被害に遭った涼真さんは、もっと苦しい想いを抱えたことでしょう。

バスルームにて

涼真さんはその後「このまま消えてしまいたい…」という絶望を感じながら、自宅に帰り2時間ほどずっとシャワーを浴び続けていたのだとか。

…その後、ベッドの中で号泣した涼真さん。

甘い考えで会ったこと、騙されていたのにカフェで話し続けたこと、意識を失ってしまったことなど、沢山の後悔が涼真さんを襲います。

本当に、胸が締め付けられてしまうほど辛く苦しいエピソードだね。泣

あまりにもショックな経験をしたことが原因で、その後、1週間の記憶がほとんど無いと語られています。

※誰にも知られたく無いという気持ちが強く、警察はもちろん、家族や友人に相談することもできず、1人でずっと耐えてきたのだとか…。

悲劇は今も終わっていない

スマホチェック

数日後、Aさんから「気持ちよかったでしょ?またやろうね!男だからこういうの好きでしょ?気持ちよさそうにしていたよ。」というメッセージが届いたのです。

涼真さんは「Aさんは全く反省なんかしていない。こんな酷い人間がいるんだな…」と心底驚き、呆れて言葉が出ませんでした。

涼真さんは、この時の経験がトラウマで鬱病になり、現在も精神科へも通われているそうです。

自分のセクシャルを人に話すのもはばかられるし、警察に被害届を出すという選択肢も取れないんだろうね。。

そして「自分と同じような経験をする人が少しでも増えないことを願っている。」と述べられています。

涼真さんの体験談から多くのことを学び、辛く悲しい経験をした被害者が減ることを願いたいですね。

※トラウマになりフラッシュバックしてしまうほど辛い経験を、YouTubeにアップするというのは大変勇気のいる行動であり啓蒙活動の一環としても素晴らしいと感じました。

ハッテン場事件