ゲイの悩み相談:過去ログその6

ゲイの悩み相談:過去ログその6

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ゲイの悩み相談とアドバイス

自分は高校生でゲイです。友達を好きになってしまうのが怖くて、深く関わることができません。話す友達は気を使わない女子ばかりで、男友達のセクシー女優の話題に入ることができず、ゲイだとバレないようにうなずくだけの日々が続いています。

高校の友達の話題になじめないゲイ

悩み:「自分は高校生でゲイです。友達を好きになってしまうのが怖くて、深く関わることができません。話す友達は気を使わない女子ばかりで、男友達のセクシー女優の話題に入ることができず、ゲイだとバレないようにうなずくだけの日々が続いています。親や友達から”ゲイじゃないの?”と疑われ、本当のことを言って楽になりたいけど、その後の人生を考えると秘密にしておくしかありません。カモフラージュのために自分のことを好きになってくれた女子と付き合いましたが、やはり満足できず別れてしまい、その子を傷つけてしまいました。誰にも相談できず、本当に苦しいです。どうすればこの苦しみから解放されるのでしょうか?」

回答:「まず、自分を責めないでください。あなたが感じている苦しみは、多くのゲイの若者が経験するものです。なので、信頼できる友人をまず見つけることが大切です。思春期の男の子はどうしても性の話題になりがちです。なのでゲイの同学年の友達をみつけましょう。今では便利なSNSもあります。同じ環境に置かれ苦悩している男子高校生は少なくありません。そうした男友達を作り一緒の時間を過ごすことで少しは気持ちが楽になるでしょう。仲間とはそういうものです。何も学校の中だけで見つける必要はありません。また親へのカミングアウトは、学校生活に大きく支障がないなら、経済的に自立してからの方が安全です。今はとても辛いかもしれませんが、あなたには未来があります。高校を卒業し、行動範囲が広がると、理解者も増え、状況は良くなっていくでしょう。突然ですが、槇原敬之さんの『軒下のモンスター』という曲を聴いてみてください。ゲイであることに悩む若者の気持ちが歌われていて、共感できる部分が多いと思います。あなたが一人で悩む必要はありません。同じ経験をした人々と繋がり、支え合いながら前向きに進んでいきましょう。」

32歳ゲイです。プライベートでは長い間パートナーが見つからず、孤独を感じています。ほとんどが一夜限りの関係で、真剣な付き合いには至りませんでした。

なんでも楽しめない孤独なゲイ

悩み:「僕は32歳のゲイ男性で、IT企業でエンジニアとして働いています。仕事は忙しいですが充実しています。しかし、プライベートでは長い間パートナーが見つからず、孤独を感じています。20代の頃はゲイバーやイベントに積極的に参加し、SNSでもパートナーを探していましたが、ほとんどが一夜限りの関係で、真剣な付き合いには至りませんでした。また、性病に感染するリスクが怖く、ここ数年は性行為を避けています。そんな中、最近ノンケの親友に恋をしてしまい、その感情をどう扱っていいのかわかりません。このまま友人関係を続けるべきか、それともカミングアウトして告白すべきか、悩んでいます。どうすればいいでしょうか?」

回答:「ノンケの親友への恋心は複雑ですが、その感情を否定するのではなく、しっかりと向き合うことが重要です。ゲイ仲間だとすぐに体の関係を求められることにうんざりしていた。結果的にもっちプラトニックなものに惹かれてしまし結果的にノンケに恋をしたとも言えます。一度なぜ自分は好きになってしまったのか整理した上で、自己理解が深めましょう。すると自己肯定感も高まります。そう考えると、もっと誠実な関係を求めるゲイの方なら新たな恋愛感情が湧くかもしれません。例えば、『リザライ』はゲイの結婚・お見合い・パートナー探しに思いをおく相談所です。こうした場所でパートナーを探すのもひとつの方法です。また、ノンケの親友を忘れられないなら、思い切って『ゲイであることをテーマにしたブログやYouTubeチャンネル』を開設してみるのも一つの手です。自分の体験や考えを発信することで、同じような悩みを抱える人々とのつながりを深めることができるかもしれません。このような形で自己表現をして自己肯定感を高めた上でカミングアウトの準備も進めてみるのも良いでしょう。」

10年以上の親友(同僚)がゲイであることをカミングアウトしてきました。彼を受け入れる気持ちはありますが、周囲の目が気になり、自分までゲイだと勘違いされるのではないかという不安が拭えません。

職場の同僚であり親友

悩み:「33歳の会社員です。最近、10年以上の親友(同僚)がゲイであることをカミングアウトしてきました。突然の告白に驚きましたが、彼を受け入れる気持ちはあります。しかし、周囲の目が気になり、自分までゲイだと勘違いされるのではないかという不安が拭えません。職場でもゲイに対する偏見が強く、職場の反応が心配です。このような状況で、どうやって親友との関係を保ちながら、自分も安心して過ごせるでしょうか?」

回答:「親友がカミングアウトしてくれたことは、あなたに対する大きな信頼の証です。その勇気を尊重し、彼の気持ちを理解するよう努めましょう。まずは、ゲイやLGBTQ+に関する正しい知識を深めることが重要です。これにより、偏見や誤解を減らすことができ、周囲の反応にも動じずに堂々と振る舞えるようになります。また、自分自身の不安を軽減するために、他人の目を気にしすぎることなく、自分が信じる価値観を持ち続けることが大切です。他人の偏見に影響されず、毅然とした態度で臨みましょう。中には友人を揶揄するような意見を職場で耳にするかもしれません。冗談でも本人は傷つくことがあることを職場の人にも理解してもらう努力をしましょう。冗談に対して同調するのではなく、毅然とした態度を取ることが大切です。また、より理解を深めたいまら親友と一緒に『職場のLGBTQ+アライ活動』を始めることを提案します。職場でLGBTQ+の理解を深めるためのワークショップやセミナーを企画し、同僚たちと共に参加することで、偏見を減らすと同時に、自分たちの立場を堂々と示すことができます。また、職場にLGBTQ+フレンドリーなポリシーを提案し、サポートを求めることも有効です。これにより、職場全体の理解と受け入れが進むでしょう。」

広告代理店で働いています。渋谷区の同性パートナーシップ条例の施行を見て、自分もカミングアウトをして、もっとオープンに生きたいと思うようになりました。しかし、職場ではLGBTQ+に対する偏見が強く、カミングアウトすることでキャリアに悪影響が出るのではないかと心配しています。

広告代理店で働くゲイリーマン

悩み:「35歳で広告代理店で働いています。渋谷区の同性パートナーシップ条例の施行を見て、自分もカミングアウトをして、もっとオープンに生きたいと思うようになりました。しかし、保守的な家庭環境で育ち、家族や職場の同僚の反応が怖くて一歩踏み出せません。特に職場ではLGBTQ+に対する偏見が強く、カミングアウトすることでキャリアに悪影響が出るのではないかと心配しています。どうすれば安全にカミングアウトできるでしょうか?」

回答:「カミングアウトは非常に重要な決断ですが、無理に急ぐ必要はありません。まずは、どのように話すか、どのタイミングで話すかを慎重に計画しましょう。信頼できる友人やカウンセラーに相談することで、心の準備を整えることができます。次に、職場でのカミングアウトについては、信頼できる同僚や上司にまず話してみてください。例えばその見極めとして、『LGBTQ+の新人採用を積極的にしてみませんか?』と伝えてみたり、『今企業でもジェンダー講習をしている現状を伝えてみる』など話すきっかけや理由を作ってこうした話題を振ってみるのもひとつのアイデアです。家族の方に対しても、保守的であるのはもちろん、そもそも偏見があるのだと思います。70~80年代はまだまだゲイが非難されていた時代です。しかし今ではそうした方が世の中でも多数活躍しています。またゲイをテーマにしたドラマや映画も増えています。こうしたこをきっかけにまずはゲイの偏見を解く、セクシャルマイノリティに目を向けさせるというところから始めてみましょう。」

高校2年生のゲイです。最近、クラスの男の子に恋をしてしまいました。将来、結婚して子供が欲しいという夢もありますが、女性を好きになれない自分に絶望しています。

クラスの男子に恋するゲイ

悩み:「高校2年生のゲイです。最近、クラスの男の子に恋をしてしまいました。彼とはとても仲が良く、毎日一緒に笑ったり話したりして過ごしています。でも、彼に告白する勇気がありません。告白すれば、今の関係が壊れてしまうかもしれないと考えると怖くてたまりません。一方で、将来、結婚して子供が欲しいという夢もありますが、女性を好きになれない自分に絶望しています。友達にゲイであることがばれないか、いつも不安で、誰にも相談できずに悩んでいます。」

回答:「こんにちは。無理に異性を好きになろうとする必要はありません。恋愛対象や性別の違いは、人それぞれです。無理に変えようとするのではなく、まずは自分を受け入れることが大切です。友達があなたのことをどう思うか不安かもしれませんが、あなたの本当の友達なら理解してくれるはずです。今後の人生において何度もそうした葛藤が続くはずです。傷つくことも経験の一つです。結果がどんな形になろうと、将来的には、ゲイとして自分を受け入れ、幸せな恋愛や人生を築くことを考えましょう。またゲイの友達が増えると、同じ悩みを共有できるので、心強いですよ。僕の友達の中には、結婚して子供がいるゲイもいます。それでも世間の批判は一定数あります。自分が幸せになろうとしてもいつでも否定してくる存在はいるものです。へんに将来について心配しすぎず、今の自分を大切にしてください。」

高校3年生のゲイです。進路が決められず、日々の生活に希望が持てません。何をするにも無力感を感じています。こんなことで電話相談(ホットライン)を利用してもいいのでしょうか?

電話相談(ホットライン)に電話相談

悩み:「僕は高校3年生のゲイです。進路が決められず、日々の生活に希望が持てません。友達はいるけれど、その人たちの一番になれないことが辛く、自分から一人になることが多いです。どうしても好きになってもらえないやるせなさが常に僕を付きまとい、何をするにも無力感を感じています。こんなことで電話相談(ホットライン)を利用してもいいのでしょうか?僕の悩みなんて、相手にとっては些細なことだと思われるのではないかと心配です。」

回答:「こんにちは。あなたが感じている不安や孤独感は決して些細なことではありません。電話相談を利用することは、悩みを解決する一歩としてとても有効ですし、その思いをぶつけてみましょう。相談員の中にはゲイの方もいます。まずはそうしたメンターさんを見つけて積極的に話を聞いてもらいましょう。大人になり、より社会に触れ合えば今よりも多くの経験を積むことができます。またつながる人や人間関係も大きく変化します。まだ知らない広い世界があるんです。そして、幸せな時間も増えますし、もちろん傷つくこともあるでしょう。でも、今のあなたが感じている孤独や不安も、必ず少しずつ和らいでいきます。今は限られた環境の中で悩んでいるかもしれませんが、これからはもっと広い世界で、いろいろな人と出会うことができます。そしてゲイだからといって、一生片想いで終わると決めつける必要はありません。行動を起こすことが大切です。勇気を出して、電話をかけてみてくださいね。」

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