ゲイの悩み相談：過去ログその7

Contents

1 ゲイの悩み相談とアドバイス
2 みなさんからの『悩み』を募集します

ゲイの悩み相談とアドバイス

中学3年生です。年上の高校野球部の先輩に憧れていて、彼と付き合いたいと思うこともありますが、現実的には難しいですよね。ゲイとして楽しい学校生活を送ることができるのでしょうか？

悩み：「中学3年生のゲイです。周りの友達はみんな女の子と付き合って楽しそうにしていますが、僕はゲイなので女の子を好きになることができません。こんな自分が嫌いで、普通に生まれたかったと毎日思っています。最近では、年上の高校野球部の先輩に憧れていて、彼と付き合いたいと思うこともありますが、現実的には難しいですよね。ゲイとして楽しい学校生活を送ることができるのでしょうか？」

回答：「こんにちは。まず、ゲイである自分を否定する必要はありません。世の中にはたくさんの人がいて、それぞれが違った生き方をしています。今は中学校という小さなサークルの中で生活していると考えましょう。せまい世界ではとり一定の価値観しか生まれませんっが、大人になり広い世界を経験することでもっと多様な価値観やそうした存在があることを信じで希望を持ってください。なので、今は無理に自分を変える必要はないのです。学校生活を楽しむためには、まず自分を受け入れ、自分らしく生きることが大切です。今できることで言えば、ゲイ友をSNSで作ってみたり、同じ悩みを持つ友人を作ってみることが良いでしょう。同じ地域でもしかしたら見つかるかもしれません。匿名でもいいのでそうした発信を自分からしてみるのもひとちです。同じような境遇の人と出会うことで、悩みを共有し、支え合うことができます。限られた環境の中で楽しく生きるアイデアを模索するのは常につきまといます。自分のセクシャリティや環境のせいにすることは簡単ですが、少しでも気持ちが楽になる行動をとれるよう動いてみてくださいね。」

大学3年生の男です。最近、同じ学部のゲイの同級生に付きまとわれて困っています。ストレスが溜まります。

悩み：「こんにちは、大学3年生の男性です。最近、同じ学部のゲイの同級生に付きまとわれて困っています。彼とは学部、学科、ゼミが一緒で、授業は週に4回（3限続きで）重なっています。授業がかぶらない日でも、彼は学生ホールで待機して、僕を見つけるとついてきます。彼に『付きまとわないでほしい』と伝えたこともありますが、『大学生だからこういうのは普通だろ』とうやむやにされました。他の友人からは『ホモカップル』と茶化されることもあり、僕が全力で否定しても、彼は笑っているだけです。最近、『お前はゲイなんだろ』と問い詰めたところ、『俺はバイかな。でも、お前みたいな顔はいいのに彼女作らない奴がいるから俺はバイでもいいと思った』と言われました。この状況から逃れるためにはどうしたらいいでしょうか？」

回答：「適切な解決策を見つけることが急務ですね。まずは、第三者に入ってもらう方法がベストです。当人同士よりも共通の友人に仲介してもらい、あなたの気持ちを彼に伝えてもらうことも検討してみてください。直接話すよりも、第三者を通じることで、彼も冷静に受け止められるかもしれません。今までは茶化して誤魔化されてきた現状が大きく変わるかもしれません。最終的に、毅然とした態度で彼に対して『NO』を明確に示し、必要であれば、大学のセキュリティや学部の管理者に相談して、適切な距離を保つための措置を講じることも検討してください。学校側からその同級生に指導が行けば彼の対応も変わっていくかもしれません。」

ここ最近、友達に対して惹かれている自分がいます。隠すことに疲れてきましたが、カミングアウトして嫌われるのが怖いです。どんな時にカミングアウトすれば良いのでしょうか？

悩み：「ゲイの大学生です。ここ最近、友達に対して惹かれている自分がいます。でも、それが恋愛感情なのか、単なる性的な感情なのか自分でも分かりません。今まで誰にもカミングアウトしたことがなく、そのことを知って受け止めてくれる友達が欲しいです。隠すことに疲れてきましたが、カミングアウトして嫌われるのが怖いです。友達とはそれなりに仲が良いのですが、本当に信頼している友達が少ないと感じています。カミングアウトは一方的な行為だと思いますが、どんな時にカミングアウトすれば良いのでしょうか？友達に嫌な思いをさせるのが心配です。」

回答：「カミングアウトは非常に重要なこと。個人的な問題ではありますが、今後の交友関係に大きく影響しますよね。ただカミングアウトのやり方に正解はありませんし、信頼関係や彼やあなたの雰囲気によって正解も変わってくるでしょう。そこでいくつかカミングアウトのシチュエーションを考えてみました。あなたが”これはいいかも？”と思うものを選んでみてください。

1.一緒に映画を観に行った後や、一緒に食事をする際など、自然な流れでカミングアウトの話題を切り出す。

2.サプライズ要素を取り入れるのも一つの手です。例えば、友人たちと一緒にゲームやイベントを企画し、その中で自分のセクシュアリティについてカミングアウトする場面を設ける。

これにより、友人たちも驚きつつも、あなたの勇気に感動し、受け入れてくれるかもしれません。

また事前準備として、ゲイであることをポジティブに捉えてもらうために、関連するドラマなどを教えて見てもらう。見ていることを伝える、面白さを伝えるのも一つの手でしょう。それだけでゲイに対する彼のイメージも少し変わるかもしれません。」

女性です。彼氏が友達から『ゲイ』とからかわれて困っています。

悩み：「女性です。彼氏が友達から『ゲイ』とからかわれて困っています。実際には彼はゲイではないのですが（私と交際していますし、バイでもないように感じます。）、見た目と声でいじられることが多いです。彼氏はこのことに対して特に気にしていないようですが、私は彼がそんな風に言われるのが嫌で仕方ありません。どう対処すれば良いのでしょうか？」

回答：「素直に友達にきっぱり言えればベストですよね。ただそうすることによって友達の関係にヒビが入ることにもなりかねませんし、オブラートに包んで言えればベストですよね。ただ最悪の場合は、毅然とした態度で彼氏が実際にはゲイでないことをはっきりと伝え、彼らの誤解を解くことが必要です。無神経な冗談をやめるように求めましょう。シンプルにゲイではないことを友人たちに自然にアピールするのであれば目の前で彼氏とキスしてみるとか手を繋いでみるというのも良いでしょう。また、逆療法としては『彼氏は笑っているけどゲイと言われて裏で泣いているからやめてほしい』というのも一つの手です。ただ一点気になるのは彼も言われて気にしていないという点です。女性と恋愛関係になっているのでゲイではないかもしれませんがバイである可能性もあります。セクシャリティは完全に分けられるものではなくグラデーションです。男らしい・女らしい・男とは・女とは… といった固定観念で一人の人間を白黒つけたりラベリングしすぎないように注意しましょう。」

中学3年の男子です。小学校からの親友に恋してしまい、どうすればいいか分からず悩んでいます。

悩み：「こんにちは。中学3年の男子です。小学校からの親友に恋してしまい、どうすればいいか分からず悩んでいます。彼とは小学校の頃からずっと仲が良く、一緒に遊んだり、勉強したりしてきました。しかし、中学に入ってからクラスが別れ、話す機会が減りました。でも、最近また話す機会が増え、ますます彼のことが好きになってしまいました。中学1年の時に、『もし俺がゲイだったらどうする？』と冗談っぽく聞いたことがあります。その時、彼は『無理だな』と言っていたのを覚えています。その言葉がずっと心に引っかかっていて、告白する勇気が持てません。親同士も仲が良く、もしバレたらどうしようとも考えています。でも、このまま告白しないで後悔するのも嫌で、どうすれば良いのかアドバイスをください。」

回答：「こんにちは。中学3年生という大切な時期に、親友に対する気持ちで悩んでいるのですね。まず、告白するかどうかについて考えてみましょう。彼に対する気持ちを伝えることは大きな勇気が必要ですが、将来の関係性に大きな影響を与える可能性があります。卒業が近づいている今、タイミングを見計らって気持ちを伝えるのが良いかもしれません。例えば、卒業式の日に手紙を渡すという方法もあります。手紙に自分の気持ちを率直に書き、渡すことで、自分の思いを正確に伝えることができます。3月卒業のゴールに目標を立てて毎日を生活すれば学校生活も楽しくなります。また文章であれば少しの勇気で成し遂げられる目標のように感じます。受験などもあり、タイミング的に彼を惑わす結果になってしまい迷惑をかける可能性もあるので春休みや卒業式の日に告白するのが一番安全だと思います。友達としての関係を大切にしたいなら、慎重に行動することをお勧めします。また、中学生なので、自分のセクシャリティについて急いで判断する必要はありません。時間をかけて自分自身と向き合いましょう。」

大学生でゲイです。今までストレートのフリをして生活してきました。ただゲイの友人を作るにも容姿に自信がなく、受け入れられないのではないかと不安です。

悩み：「ゲイの友達づくりについて相談です。自分は大学生でゲイです。今までストレートのフリをして生活してきました。高校時代は、同性愛への悪口を聞くたびに動揺し、共感できない恋愛話に無理に合わせていました。彼女を作っても、いわゆる肉体関係を拒んでしまい、相手を傷つけてしまった過去もあります。大学に入ってからも、人を避けるようになり、友達もほとんどいません。最近、同性愛者の友人を作りたいと思い、SNSで積極的にからんでいますが、容姿に自信がなく、受け入れられないのではないかと不安です。どうすれば気兼ねなく話せる友人が作れるでしょうか？」

回答：「こんにちは。同性愛者の友人を作りたいという気持ちはとても理解できます。ゲイ専用のSNSや掲示板、コミュニティを活用するのは良い方法だと思います。友達作りにおいては、容姿にこだわらず、自分を偽らずにありのままで付き合うことが大切です。同じ悩みを持つ人もたくさんいますので、安心して交流を深めてください。自分に自信を持って行動すれば、きっと素晴らしい友人ができるはずです。一見、ゲイは体の関係を求めるだけのコミュニティ作りが多いですが、ゲイバーなどは接客業としてまずは話し相手になってくれるので近くにあればまずはそうした場所に足を運ぶのも一つの方法です。また、アプリなどでもリアルイベントをゲイ同士で楽しくすごそう！といったものがあります。（例えばAMBIRDのアプリではそうしたイベント機能があったりします）学校生活で疎外感があったり、見た目に自信がない場合は、こうした方法で話し相手を増やすことや、ゲイ同士で話せる場にまずは足を運んでみてはいかがでしょうか？同い年だと意識してしまうかもしれませんが年上の方ならもっと気さくに話してくれますし、まずは視野を広げて行動してみるのは一つの方法だと思います。」