ゲイ体験談|誘惑に負け昏睡強盗に… カード会社にカミングアウトまでさせられた話

ゲイ体験談31話

今回、体験談を語るのはYouTubeチャンネル「boon boon CHANNEL」を運営するtakaさん(50歳)

チャンネル登録者数3,610人の、イケオジインフルエンサーであり、東京銀座で「boon boon」というバーを営むママさんの顔もお持ちです。

※YouTubeでは、LGBTに関することはもちろん、お店の情報など多岐にわたるジャンルの動画をアップされています。

今回はtakaさんの体験談『“騙された” わたくし昏睡強盗にあいました!20年前だけど…』をお伝えしたいと思います。

※この動画がアップされたのは2020年5月頃、それから20年前のお話しということなので、takaさんが28歳くらいの頃になるかと思います。

ぜひ、チャンネル登録もしてくださいね。

堂山にて事件は起こった

タイトルにもあるように、今から約20年ほど前、…takaさんは、”眠っている間に金品を奪われる”という昏睡強盗の被害に遭われました。

当時、takaさんは大阪堂山にあるゲイバーへ飲みに出かけていたそうです。

スポーツマンタイプの男性

※写真はイメージです

そのBARにて、たまたま隣の席に座った男性Aさん。

スポーツマンタイプのイケメンでカッコよく、takaさんのタイプだったのだとか。するとAさんが「僕も、takaさんのことがタイプです!」と言ってくれたそうです。

※ちなみに、この頃28歳だったtakaさん。既に男性経験も豊富なのかと思いきや…「当時はゲイバーへ遊びに行く程度で、28歳になっても彼氏を作ったことがなかった。」と語られています。

年齢の割に、経験が無くピュアな青年だったtakaさんは、Aさんから「タイプです!」と言われ、一気に舞い上がってしまいます。

これがやっぱ運命の出会いってヤツ!?ちなみにこのAさんこそが強盗犯…。
飲屋街

その後も何軒かのBARを2人で飲み歩き…

最終的には出会ったその日にAさんが「付き合いましょうよ!takaさんと、これからもずっと一緒に居たい。」と言ってきたそうです。

※28歳まで男性との恋愛経験が無い状態で、いきなりタイプの人と意気投合するなんて…ちょっとどころではなく、本気で運命を感じてしまいますよね。

この日、takaさんは一泊して帰る予定だったので、Aさんと一緒に泊まることを決意。

ちなみに大阪では、20年前にも既に男性同士で宿泊できるラブホテルがいくつかあったみたいだね。

しかし、一連の流れに舞い上がっていたtakaさんは、Aさんの怪しい行動に気がつかないまま過ごしてしまうのです…。

怪しい行動を始めるAさん

サプリメント

Aさんは「僕は寝る前にビタミン剤を飲んでいるんだ。」と言って、サプリメントを飲み始めます。

この時、「takaさんも飲む?」と勧められますが、さすがに初対面の人から渡されるサプリメントには抵抗があり、断ったみたい。…確かにそうだよね。

takaさん曰く「実は、このサプリメントこそが、睡眠薬だったに違いない。」と語られています。

POINT
その日会った男性に軽いノリでサプリメントを渡してくるAさん…。この時点で、「Aさんは、なんとなく怪しいから、身を引いたほうがいいかもしれない。」と思うべきでしたね。ですが、初めての恋愛で舞い上がっていると、相手の欠点というものが見えなくなってしまうのもわかります。
ラブホテルのベッド

takaさんは、Aさんが隣にいることで、なかなか熟睡できないまま、寝たり起きたりを繰り返しながら一夜を過ごしました…。

その時、事件は起こった

翌日チェックアウトの時間になり、Aさんは「一緒にホテルを出るのは恥ずかしいから、takaさんは5分後くらいに出てきてほしい。」と頼まれます。

あ… これイヤな予感がしてきたね。この時はtakaさんも言われるがままだったんだろうね。人を信じれるいい人なのに悲しいよね。

確かに男同士で出るのは人目も気になるし…。ということで、takaさんは言われた通り5分後にホテルを出ますが、Aさんの姿が見当たりません…。

空っぽの財布

この時、ようやく嫌な予感に気づき「ドキっ!」としたtakaさん。

「もしかして、お財布盗まれた?いや、お財布はあるけれど、もしかして中身は…?!」慌ててお財布を確認するtakaさん、中身を開いて見てびっくり…!

なんと、免許証もクレジットカードも、すべてのカードが無くなっており、財布に残っていたのは数千円のみだったとか…。

※考えただけで、背筋の凍る恐ろしい体験ですよね。強盗窃盗の類の事件の発生です。

巧妙な犯罪手口

空っぽの鞄

「うわぁ〜!やられた〜!!」と思ったtakaさん、とにかくクレジットカードを止めなくては!と思い、携帯電話を探しますが…

見つからず。なんと携帯電話も一緒に盗まれていたのです。汗

※大慌てで公衆電話へ向かい、備え付けの電話帳でクレジットカード会社に連絡を入れ、個人情報を伝えてカードを止めてもらいますが…。

確認すると、既にカードは利用されており、新幹線の回数券を100万円分も購入されていたのだとか…。

クレジットカード

…しかし、不思議なことに気がつきます。

カード会社によると、100万円分もの回数券が購入されていたのは、当日の午前6時台〜7時台。その時間帯はまだ、Aさんとホテルで過ごしていた時間だったのです。

早急にカードを止めてもらったtakaさん。

カード会社からは「被害に遭われているということであれば、保険の適用の審査が必要ですので、警察に被害届を出してください。」と告げられ、早速警察署へ被害届を出します。

ちなみに警察では「それは、プロのグループだね、寝ている間にカードを抜いて、別の仲間に渡しに行って回数券を購入したのだろう。」と言われゾッとしたんだって。グループの犯行だったんだね。

カード会社でカミングアウトしなければいけない

オフィスビル

その後、本人確認をするため、カード会社へと出向きます。

詐欺グループと関与していない証明をする必要もあり… takaさんは、面談の際にゲイであることをカミングアウトするハメに。

※実は警察でも事情を説明するためにカミングアウトしています。なので、2度目。ノンケの男性に告げるのは辛いですよね。

犯人の手口は実に巧妙。

100万円分購入する際、免許証を盗むことで本名をすぐに記入でき、携帯電話を盗むことでカード会社や警察への連絡が遅くなることまで計算した犯行だったのです。

一連の流れを想像するだけで、疲労困憊してぐったりしちゃうね。まさに、壮絶な体験だ…。

警察にも、カード会社にも、自分がゲイであることを正直に話したtakaさん。…想像するだけで胸がいっぱいになります。。

※カード会社の保険審査というものは、基本的に大変厳しいものですが、takaさんの正直で真面目な人間性もあって、無事に審査は通り100万円の支払いは免れたのだとか。本当に良かったですね。

事件にあってみて

この犯罪は、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を奪う特殊詐欺の一種、昨今で言う「ロマンス詐欺」や「恋愛詐欺」に似ているように思います。

※動画内でtakaさんは「騙す方も悪いけれど、騙される方も悪い!」とおっしゃっていますが…、この場合は大変な犯罪ですし、どう考えても、騙す人間が悪いですよ!

takaさん

画像引用:https://twitter.com/taka_boonboon

takaさんは動画の冒頭でも「私はよく騙されるんです…。」と語られていますが、それだけお人柄が良く、ピュアで心優しい、素晴らしい人間性をお持ちなのだと感じました。

ピュアなゲイの若者が、堂山のゲイバーにて、プロの詐欺集団の犯罪に巻き込まれるという恐ろしい体験談。

※大変ショッキングな出来事を、「昔話だから!」と言って笑い話に変えて披露できるtakaさん、さすが銀座のママさんですね。

人生経験豊富な饒舌ママ・takaさんに会いたくなった!という方は、銀座『boon boon』に足を運んでみてくださいね。

boon boon
https://boonboon-ginza.shopinfo.jp
東京都中央区銀座6-12-12 銀座ステラビル2F